2005.10.2 No.1704
終戦・被爆 60 年、姫路空爆 60 周年に平和行政充実を 日本共産党の井上和郎議員は9月 12 日、姫路市議会平成十七年度第三回定例会の個人質問にたち 1.小泉首相は靖国参拝やめ手柄山慰霊塔祈念式に参加を (1) 問題の核心は日本が引き起こした侵略戦争と植民地支配をどう見るかという歴史認識にあります。「靖国神社」はアジアで2000万人以上、310万人以上の日本国民の尊い命を奪った先の大戦を、こともあろうに「自存自衛」「アジア開放」の戦争だと正当化し間違った戦争観・歴史認識を国民に宣伝することを使命としています。首相の公式参拝はこの靖国神社の戦争観に政府公認の「お墨付き」を与え「侵略戦争と植民地支配を反省し謝罪する」 95 年の村山談話や今年インドネシアで開催された「アジア・アフリカ首脳会議」での小泉首相自身の言明を行動で裏切るものです。戦後の国際政治は国連憲章の「侵略戦争の再現に備える(第 53 条)」規定に明らかなようにドイツや日本の行為を「侵略」だと断罪し、その再現を許さないことを前提に成り立っています。「靖国参拝」を許すならば、中国や韓国はじめアジア各国が日本を「侵略の過去を反省していない国」とみなすのは当然です。だからこそ侵略戦争を正当化・美化する首相の靖国参拝を中止するよう国内外から強く求められているのです。また歴史をねじまげる教科書を教育現場に押し付ける動きを許さぬことも需要です。「侵略戦争を美化する『つくる会』の教科書」を姫路市教育委員会が不採択にしたことを高く評価するものです。 姫路市には太平洋戦争全国戦災都市空爆死没者慰霊塔があり、毎年 10 月 26 日に平和記念式典が催され「先の大戦による全国の空爆犠牲者を追悼し平和を祈念」しています。慰霊塔は「戦争中の空爆その他よる犠牲者にして軍人軍属以外の死没者を慶弔供養してその霊を慰めるとともに世界の恒久平和への悲願を表明する」ことを趣旨とし全国113の戦災都市のなか、事務局を姫路市に置き手柄山に建立されたものです。姫路市から小泉首相に靖国神社参拝ではなく、全国唯一の太平洋戦空爆犠牲者慰霊塔祈念式への参加を求めてください。 (2) 8月はじめの自民党改憲案は「自衛軍」を書き込み、民主党も国連決議があれば海外での武力行使を可能とし、公明党も「加憲」の名で改憲の流れに合流し、憲法9条2項の改変の危険な動きは重大です。平和憲法を守るべきことへの市長のご所見をうかがいます。 (3) 姫路市民の自衛隊員、第三師団姫路駐屯からサマワに派遣され無事帰国した市民を二度と派兵されぬよう自衛隊のイラクからの速やかな撤兵を政府に強く求めます。 (4) 姫路市の平和行政・施策を積極的に取り組み、発展・強化するため、ア、非核平和都市宣言のまちとして非核神戸方式による「非核の姫路港・飾磨港」にする、イ、平和資料館に「平和の道」(仮称)新設や学芸員・職員の増員配置など一層の充実、ウ、慰霊塔の補修・継承の予算化や「反戦平和 50 周年イベント開催」等、手柄校区小学生有志「手柄キッズ」などの取り組みをはじめ青少年への指導と援助を求めます。
2.海岸線の住みよい安全・安心なまちづくりを進めるために 「郵政事業」では阪神・淡路大震災のとき民間の宅配便が休止しましたが、郵便や小包は避難所まで配達されました。民間の金融機関はすでに豊富町、山田町、林田町の伊勢、夢前町の山ノ内、家島町の坊勢、安富町の富栖から撤退し、金融機関は郵便局だけです。だからこそ市議会が満場一致で採択した「郵政民営化反対」をいかし高齢者・子ども、介護が必要な人など誰もが身近で利用できる金融機関を守るべきです。 (2) 東南海・南海地震や山崎断層などの防災計画を見直し、一層充実を、 (3) 昨年の台風被害の教訓を生かし、集中豪雨、高潮、大雨対策を進め住民周知の徹底や被災者救援・支援制度の拡充を、 (4) 飾磨雨水ポンプ場の建設で雨水、下水道の水害防止と工事及び稼動に伴う公害防止を、 (5) 国道250号線、鹿谷田線、市道の交通渋滞解消と安全・安心な道路建設、道路整備を、 (6) 飾磨地区の中央公園と中島グリーンベルトはじめトイレの水洗化やベチ、ごみ箱など改修整備を進め快適な公園、グリーンベルト整備を、 (7) 山陽電車飾磨駅などの放置自転車対策を見直し、無料駐輪場の設置、助成制度など行政と住民の協力で各地域の駅前整備を。 3.、国際観光都市姫路にふさわしい (1) 今年の第二回「ザ祭り屋台 in 姫路」は、前夜祭合わせて十六万人の観客で今後の観光振興につながったと報じられていますが二重のバリケードで「過剰警備」とか大手門出入り禁止、観覧席のあり方や料金、PRなど反省点も指摘されます。継続開催のためにも今年の教訓と反省点についてご所見を聞かせてください。 (2) 世界観光機関(WTO)の推計によると世界観光市場は「年間7億人が国外旅行」に出かけ、世界旅行産業会議(WTTC)は「国内・国際観光によって生み出され付加価値額は、その波及効果を含めると世界中の国内総生産(GDP)の一割以上、400兆円」と推計し「自動車、情報機器産業の規模を上回り世界最大の産業」と指摘しています。観光振興は「現在の未来と地域の地域経済発展」のカギを握っているのではないのでしょうか。 (3) 祭りは「地域の宝」、匠の技が結集した「動く美術館」であり、百年、二百年後まで保存・継承が必要な有形・無形の民俗文化財で、生涯現役の地域の大イベントです。 (4) 「ザ祭り屋台 in 姫路」は、「世界文化遺産・国宝姫路城」の美と、「かつぐ祭り」で日本一の「屋台練り」の美と美の競演です。それぞれ市長のご所見をうかがいます。 |