2005.12.25 No.1714
17年度第4回定例市議会 日本共産党の大脇和代議員は12月7日、姫路市議会平成十七年度第四回定例会の一般質問にたち、 (1) 教育の充実について七点、 (2) 救急医療体制の充実について三点、 (3) 不祥事許さぬ体制づくりを、 (4) ごみの減量と資源化推進をについて二点、 (5) 網干地域の諸問題について二点の計五項目について石見市長等の答弁を求めました。 1.教育の充実について 「児童憲章」「教育基本法」「子どもの権利条約」の尊重について伺います。日本子どもを守る会の「こども白書」は次の点を指摘しています。第一に、日本は先進国のなかで子どもに一番お金をかけない国であり、OECD加盟国の中で国内総生産費にたいする教育への公的支出比率が最低であること。スウェーデンでは自治体財政の四分の一が教育費に使われています。第二に、学力とは読解力はじめ総合的学習到達度と思いますが、日本では受験競争が教育の中身をゆがめるほど激しくなっています。国連の権利委員会が「日本の子どもたちは高度に競争主義的な教育制度によって成長がゆがめられている」と二度にわたり勧告し、「家庭、学校を含む社会全般において、子どもの意見を尊重する姿勢が弱い」と指摘しています。教育の充実について、 (1) 教職員が「児童憲章」「教育基本法」「子どもの権利条約」を理解するうえで研修の中での位置づけについて、 (2) 子どもの虐待や人権侵害予防に市の相談機関や人権擁護委員が応えられる状況ですか、 (3) 国の義務教育国庫負担二分の一から三分の一引き下げにストップの声を上げるとともに県に少人数学級拡大を要望し市独自の少人数教育の対象学年を拡大すべきです、 (4) 複数志願も含め高校入試を市民の多数が話し合える検討会を、 (5) 学校図書館専任司書配置と当面、昼休み・放課後の図書室解放に市独自のパート職員配置を、 (6) 幼稚園の施設を利用し教室に空きがあれば四歳児の早期実現と三歳児も受け入れる弾力的とりくみを、 (7) 市内の十年間の不登校生の推移と対応する取り組みを明らかにし、「メンタル・ヤング・アドバイザー制度」の実態と効果、せめて交通費等の支援が必要と考えますが、以上ご答弁を。 2.行政から独立した第三者評価機関を設置し 姉歯建築士が関わったホテル耐震偽装問題の根幹に九八年の建築基準法改悪があります。国に建築基準法見直しを求め市の調査体制や専門家・技術者の配置を見直すべきです。市内の社会福祉法人運営の軽費老人ホームで三億円を超える入所者の預かり金の目的外流用や過重負担金など悪質運営おこなわれ、関係者の責任は重大ですが監査権限がある市の対応も問われます。「官から民へ」、行革による人員削減の問題が浮き彫りになりました。新日鉄の六価クロム排水流失やばい塵・粉塵問題、東芝姫路工場の土壌汚染、石原産業のフェロシルト事件、神戸製鋼加古川製鉄所爆発事故等企業の隠蔽体質を考える時、公設民営化手法で進められている新美化センターに不安を抱きます。公共事業の入札、安全確認、管理運営と安全性、財政、環境負荷等市の監視・監査体制の充実・強化が必要です。川崎市の市民オンブズマンなどに学び、専門家、弁護士、学者、公募市民等による公平・中立、行政から独立した第三者によるチェック体制の確立を。不祥事を防止し公正な市政の確立が急務と考えますが、ご所見を。 3.救急医療体制の充実のため改善や啓発を 「救急こそ医療の原点」であり昭和五四年開設の姫路休日夜間急病センター利用者は平成五年度二万八千人、十三年には四万人を超えています。医療救急体制が市民の理解不足もあり危機的状況と聞きますが、 (1) どんな啓発をおこなわれてきたか、サンテレビやFMげんき等の活用はどうなのかをお尋ねします。 (2) AED(自動体外式除細動器)を学校や公的な機関、お城等観光客の多いところにも設置を求めます。 (3) 救急車は出動が重なると林田地域では二十分もかかったと聞きますが合併も視野に入れ改善を。また「休日・夜間急病センター」の六時から九時までの空白時間に医師と看護士不足の改善を。指定管理者制度導入されることからも現場の声を管理運営に反映させるシステムの確立と改善を求めます。 4.ゴミ減量は焼却主義から脱却し、堆肥化の促進を ゴミの新分別がスタートして二ヶ月がたちましたが環境局の全市的な評価と今後の課題についてお聞かせください。一層のゴミ減量と資源化を推進するため次の四点を提案します。 (1) 「市はリサイクルについてどんな目標を持っているのか」「分別後のリサイクルや固形燃料化の市と業者の費用負担についてわかりやすく説明をしてほしい」「固形燃料にしても同じ燃やすのなら、バイオマス発電のほうが経費も安くCO2削減になるのでは」「可燃ゴミが三分の一になり、もっと減らせば今より大きな美化センターは税金の無駄では」「一人暮らし用に、もっと小さい指定袋を」等の市民の疑問にこたえるため更なる説明会の開催を求めます。 (2) 透明・半透明のレジ袋をできるだけゴミにしないため生ゴミは指定袋にこだわらず、中身のわかる袋であれば良いのではないですか。 (3) 包装容器の量の多さから考えると回収ボックス協力店やマイバッグ推奨協力店を増やすため啓発・支援策を求めます。 (4) とうもろこしが成分の生分解性プラスティック製の回収袋や電気を使わない堆肥化装置に学び生ゴミの堆肥化への市民の学習や体験できる場所を。網干地域は兼業農家も多く新美化センターをつくるならばエコモデル地域への支援など循環型社会めざし十年・二十年先のゴミ行政を考え小規模焼却炉に転換するなどゴミ焼却主義から脱却を提案します。 5.網干地域の諸問題について (1) 山電網干駅前の活性化めざし、過大で棚上げになっていた山電網干駅前開発に現実的な対応をするため空きビルの有効活用を検討すべきです。 (2) JR網干駅構外より二階改札口につなぐエレベーター設置を強く求めます。構内だけでなく構外もふくめエレベーターの早期完全実施こそ、バリアフリー実現といえるのではないのですか。今後の見通しをお答えください。 【岡野建設局長答弁】JR網干駅構外エレベーター設置は建設に向けとりくみます。 |