2006年8月27日(第1743号)

市役所南の実質的「ラブホテル」建設が中止
野田町住民の反対で「異例の中止」に追い込む

ラブホテル反対署名 7/15 〜 8/10 で8698人

急速な住民運動の広がりで短期決戦に勝利!

 姫路市役所南約200m余の駐車場跡地(飾磨区野田町)への実質的「ラブホテル」建設計画をめぐり「野田町ラブホテル反対同盟」が7月末施主に対し「ホテル建築計画の白紙撤回」と「説明希望の全地元住民に責任ある説明会を行うこと」を要求していました。

 8月5日に自治福祉会館で住民説明会が開催され住民約 80 人が参加し日本共産党から大脇和代市議と谷川まゆみ市議が同席、施主と建築設計士が説明を行い住民と応答しました。

 ホテル建設は週明け早々の月曜日(8月7日)に工務店が工事を始める予定でしたが5日の説明会での地元住民の反対があまりにも大きく「工事を強行すれば企業イメージダウンにもつながる」として施主は建設中止を急きょ決定しました。

 ホテル建設中止を受けホテル反対同盟は改めて「『野田町ラブホテル』の建設阻止と『姫路市ホテル等建築に関する要綱』の見直し、ならびに『教育環境保全のためのラブホテル、パチンコ店及びゲームセンターの建築等の規制に関する』新条例制定のお願い」を旨とする市長申し入れを8月 10 日に行いました。これには日本共産党から大脇和代、谷川真由美の両市議が同席しました。

 8月 10 日、ホテル反対同盟は代表5名が石見市長に直接面会し代表の犬賀廣志氏が8698人分の反対署名を手渡し、次の申し入れを読み上げました。

 

 

 


野田町ラブホテル反対同盟が市長申し入れ

日本共産党・大脇、谷川両市議が同席

 「野田町ラブホテル」の建設阻止と「姫路市ホテル等建築に関する要綱」の見直し、並びに「教育環境保全のためのラブホテル、パチンコ店及びゲームセンターの建築等の規制に関する」新条例制定のお願い

 貴職におかれましては日ごろから、市民の暮らし向上のためにご尽力いただきましてありがとうございます。

 すでに、ご承知であると思われますが姫路市役所南約200m余(姫路市飾磨区野田町)に姫路、神戸などでホテルチェーンを展開する不動産業者が「シティホテル」と称しながら実質的には「ラブホテル」を建設しようとしていました。

 しかし新聞報道によると施主側は8月5日の住民説明会で「実質ラブホテル反対」の要望を聞き「シティホテルとして建設を考えていたが、住民の反対がこれほど大きくなるとは思わなかった。工事強行は企業のイメージダウンになる」(神戸新聞8月10日付朝刊)と建設中止を決めました。

 現在の法律では、この種のホテルの建設を規制することはできず近年各地の自治体で、この種のホテルの建築を規制する条例が次々に制定されています。商業地域であっても、集合住宅が多数建築され世帯数も増加しております。

 どうか住民が安心して暮らせますよう、姫路市も早急に「姫路市ホテル等建築に関する要綱」のなかの「商業地域は適用除外」規定の見直し、ならびに「教育環境保全のためのラブホテル、パチンコ店及びゲームセンターの建築等の規制に関する」新条例制定を強く望みます。

 石見市長は「市民こそ主人公」「安全・安心なまちづくり」「文化の薫り高い姫路の街づくりを」をめざすとされています。短期間に集まった多数の署名、圧倒的な「市民の声」を是非ご理解いただきますよう切にお願い申し上げます。

 これ以上、世界遺産を有し国際観光都市でもある姫路市のイメージを損なうような施設がつくられるようなことがなく、また姫路市役所の目と鼻の先にある実質的「ラブホテル」のような施設を建設させないため、ご協力くださいますことを心よりお願いいたします。

 石見利勝姫路市長は「法的にラブホテルの定義をどうするかが問題です。法律上阻止する手段がなく、どうぞ今回のような経験を積み上げてください」と応対しました。

 今回の住民によるラブホテル建設反対運動の結果、「建築確認後に建設を中止するのは極めて異例のこと」(市当局のコメント)です。7月 15 日から8月 10 日の短期間で8698人もの反対署名が集まるなど急速で大きな広がりをもった住民運動が姫路市民だけでなく他市町民の共感も呼び短期決戦に勝利したものです。

 ホテル反対同盟は今後、要望を発展させ運動組織も発展・改組し、当面する姫路市議会の9月定例会にむけ運動を集約、「住みよい街づくり」「住民こそ主人公」の姫路市めざし引き続き奮闘するとしています。

 日本共産党姫路市議団は9月5日(火)から始まる平成 18 年第三回姫路市議会定例会(9月定例会)で9月 11 日(月)に谷川まゆみ市議がこの問題を大きく取り上げ質問する予定です。大脇和代市議は9月 12 日か 13 日に質問の予定です。