2006年9月10日(第1745号) 米軍艦「マッケイン号」が姫路港入港 イージス駆逐艦寄港反対市民の会
「姫路港に軍艦はいらないぞ」—市民の抗議のシュプレコールのなか、米イージス駆逐艦「ジョン・S・マッケイン」(八、三一五トン)が二十四日午前九時、兵庫県姫路市の姫路港に入港しました。 同港への米軍艦寄港は、二〇〇一年、〇三年に次いで三度目。米軍再編・基地強化の一環であるとともに、米軍艦が寄港できない、近接の神戸港で実施されている非核「神戸方式」(外国艦船に非核証明書提出を義務付け)への圧力とも指摘されています。井戸敏三県知事は、事前協議がないことなどから「核を搭載していないと判断した」と強弁し、寄港を許可しました。
入港に合わせ、接岸場所近くで二百人が抗議集会を開催。「『イージス駆逐艦』姫路港寄港に反対する市民の会」の青木敬介代表委員が、「これで三度目。姫路市民に免疫をつけさせる狙いがみえる。認めれば、日本中の港に米艦が自由に入るようになる。反対の声を大きく」と訴えました
トーマス・G・ハルバーソン艦長が艦内で記者会見し、「核を搭載しているのか」との質問に、「各艦船の状況は説明できない。日米安保条約のとりきめのもとで活動している」と回答。「美しい街、姫路に再び訪れたい。人気のある神戸にも将来入港したい」とのべました。 石見利勝姫路市長は、市役所を表敬訪問した同艦長に会わず、招待された艦上レセプションにも出席しませんでした。 米艦入港に市民が抗議 姫路を戦争の港にするな
米イージス駆逐艦「ジョン・S・マッケイン」が兵庫県・姫路港に入港した二十四日、「米軍艦『イージス駆逐艦』姫路港に反対する市民の会」は現地で抗議集会を開催し、入港してくる「マッケイン」にむかって「寄港反対」「姫路港を戦争の港にするな」と唱和しました。 「マッケイン」が接岸したふ頭は、コンテナをびっしり並べて封鎖し、市民の立ち入りを禁止。大量の警官がふ頭入り口を固め、ものものしい雰囲気のなか、姫路市民、平和団体、労組などの人たち二百人は近くの公園で集会を開きました。 梶本修史・県原水協事務局長は、「テロが心配といいながら県が寄港を認めたのは絶対に許さない。知事は、核はないと確認したというが、米側は回答していない。しかも非核証明は意味がないとまでいった。寄港にしっかりと抗議の声をあげよう」と訴えました。 「こういう行動に初めて参加した」という姫路市の谷口文代さん(五二)=主婦=は、「いやなことはいやといわなければ、と思ってきました。軍艦が入るのは気分が悪い。日本はいま危ないと思う」と話していました。 姫路港に米軍艦は二度とくるな! 米イージス駆逐艦「マッケイン号」 二十四日から姫路港に寄港していた米イージス駆逐艦「ジョン・S・マッケイン」が二十八日出港し、「米軍艦『イージス駆逐艦』姫路港寄港に反対する市民の会」は同港内の公園で、抗議集会を六十人の参加で開催しました。 出港は午前九時と発表されていましたが、予定を変えて午前七時五十二分に出港。九時出港に合わせて八時半開始にしていた集会で、高嶋敏彦・姫路原水協事務局長は、「市民の抗議のシュプレヒコールを受けながら出港したくないので、こっそりと出ていったのでしょう」と指摘しました。 「市民の会」の青木敬介代表委員は、「日本中の港に、どこでも勝手に入れる状況をつくることがアメリカの狙い。それを許さない体制づくりや、次の姫路港寄港を阻止するたたかいをすすめましょう」と訴えました。 安保破棄兵庫県実行委員会の後藤浩事務局長は、「井戸知事は、『非核証明は千枚取っても証明にならない』『安保条約上の関係があるので、米艦は入ってくるなとはいえない』などと発言した。県民の安全を守ろうとしない人物に知事の資格はない。非核『神戸方式』つぶしの狙いを打ち破ろう」と強調しました。
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